2009年09月21日

私見~職人と高度技術者との違いについて~

昨日の続きです。

「職人」「高度技術者」との違いは何なのか。
いろいろ考えました。

ご批判を承知で述べさせていただきます。

「職人」とは、自分自身のこだわりに正直に、
自分の求める最高の世界を目指し、
終わりなき道を歩き続ける求道者。
他人の意見には惑わされず、
自分の腕だけを信じて作品を作り上げる・・・。
職人にとって、もっとも重要なのはその職人の世界観であり
我々はその独自の世界観に魅了される。
いわば、芸術家とでもいえましょうか?

では、「高度技術者」とは、
多くの知識と経験とにより得た
技術で様々な課題を
的確な方法により解決できる
力を有する・・・。

そんなイメージでしょうか。

「俺は『職人』だから」という人がいます。
仕事はまじめでサボらない。
いい仕事をするとみんなに認められている。
しかし、人から自分の仕事について指摘をされると
機嫌が悪くなる。
そんな(ことをいう)人を現場で見たことは何度もあります。

「職人」という言葉は便利な言葉だなあ。
頑固にわがままに自分の思い通りにならなければ
怒ってもいい。
すごい都合のいい言葉だなあ。
と、一時期思ったことがありました。

私は今回職人展に参加させていただき、
答えを得たような気がしました。

我々は、あくまで高度技術者を目指す。
自分の偏ったこだわりや、
変なプライドを捨て、
お客様がもっとも満足を実感していただける
ような仕事をすることに徹する。
与えられた課題は誰にも負けないよう
完璧に仕上げる。
そこには、技術者の思想や世界観(美的センス)
といったものは当然含まれますが、
基本は施主様の世界観をいかに忠実に
(というより、それ以上に)再現できるか、
といった姿勢がある。

「職人気質(かたぎ)」という言葉がありますが、
我々は、仕事の結果に対してのみ、
その「気質」をもってこだわり、
そのプロセスにおいては
「高度技術者」としての柔軟な姿勢に
こだわる。
「職人」という言葉に逃げない。


「職人」と「高度技術者」とは、「作品にこだわる」
という点では価値観を共有すると思いますが、
その根本は全く異なると思います。

私たち宮田電工は、
以上述べてまいりましたような勝手な解釈によれば、
「高度技術者集団」だと胸を張って
宣言することができます。
お客様のご要望にできるだけ沿えるよう
柔軟に様々な課題に毎日取り組んでおります。

追記:私自身、入社6年のひよっこです。
宮田電工の先輩たちの技術の高さには毎日驚かされてばかりです。
同世代でも私より若い者でも同様です。
何でも安心して任せられるし、どんなことでも相談できます。
素晴らしい力強い仲間たちです。






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