2011年04月16日

東北大震災復興支援③

4月15日、朝、日本三景松島の宿舎を出発。
宿舎から眺める海は大変美しく、
あの大津波が嘘のように穏やかでした。
東北大震災復興支援③
しかし、一歩踏み入れるとそこは地獄絵図のよう。
延々と続く光景に何ともいたたまれない
気持ちにさせられます。
東北大震災復興支援③
東北大震災復興支援③
東北大震災復興支援③
東北大震災復興支援③

本日の目的であった豚汁の炊き出しは、
石巻港近くにある焼肉の「牛角」駐車場にて
行いました。
自衛隊の給水車もそこでは活動をしていました。
東北大震災復興支援③
東北大震災復興支援③
慣れない手つきで準備している我々を見つけた
多くの住民の方々が、
「何時からですか?」
「何をされるんですか?」
と聞きに来られます。
東北大震災復興支援③
11:30分開始のアナウンスによって、
住民の方々が集まってこられました。
しかし、実際に配り始めたのは
12時近くでした。
経験不足の我々の時間の読みの甘さにより、
皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。
配布時に、
「味は保障できません。
遅くなってすみません」
と、申し上げると、
「いいのよ。本当にうれしいわ。
気持ちだけでもうれしいわ。
ありがとう。」
と皆さんにお声掛けをいただきました。
東北大震災復興支援③
東北大震災復興支援③
あっという間に、寸胴鍋3個分がなくなりました。
驚いたのは、
皆さん、ご家族の人数分だけをおっしゃって、
また並んでもらうという方が一人も
いらっしゃらなかったことです。

なぜなら、
皆さんで分け合おうというお気持ちがあるからです。
ある女性の方は、
「私は家がまだあるからいいほうなんです。
来週月曜から仕事にも復帰します。
会社は水没しましたが、
とりあえず出社します。
ありがたいです。」
と笑顔で話されます。

具が少なくなってしまっても、
誰も何も文句を言いません。
「いいのよ。
ありがとう」
いつもお礼を言われます。
本当に頭の下がる思いです。

片づけて帰途についたのが、
16:00頃。
自宅には、午前1時ころ到着しました。

今回の支援活動で感じたことは、
①②で述べたこと以外に、

1、支援は誰でもできる。
2、支援はいつでもできる。
3、支援は必要とされていることを
  調べ、対応するのが良い。
  (現時点では、女性用下着、子供用お菓子、
  炊き出し、我々が最も簡単にでき、
  喜ばれると感じました。)
4、支援はできることをすればいい。
5、支援は実は公的機関を頼らないほうがいい。
  (現地の公的機関は壊滅しています。
   他の地方自治体職員が、
   窓口を務めている場合も多く、
   安全面や衛生面が確保できない場合、
   問い合わせても許可が下りなかったり、
   支援物資を受け取ってくれなかったりする。)

最後に、今回の支援活動に参加するに当たり、
弊社関係者は、
「頑張ってこいよ。」
「俺の分まで頼むよ。」
「気を付けて。」
と気持ちよく送り出してくれました。
社長という立場で、
実際には何が起こるかわからない、
被災地での支援活動というものに、
参加するということは、
会社にとっても大きなリスクとなります。
その点も踏まえ、
私に復興の支援をしたいという
思いを託してくれたことに感謝したいと思います。

無事に豊田に戻ることができました。
皆様、ありがとうございました。
今豊田市は景気が悪いだけ。
ぜいたくな悩みなんだ。
そう思わなければ罰が当たる。
そんなことを仲間と話しながら元気に帰宅しました。
東北大震災復興支援③
 実は4月15日は私の40歳の誕生日でした。
このような記念すべき日を
復興支援のために使うことができたことに感謝します。
また、そのことを聞きつけた
(社)豊田青年会議所・杉浦理事長より直接
お電話を頂戴しました。
豊田商工会議所青年部の役員の方々からも、
出発に際し多くの激励をいただきました。
多くの仲間より、
ねぎらいのお言葉も多数頂戴しました。
ありがとうございました。
「惑わず」復興支援に参加を希望し、
現地の方々と笑顔で話すことができたこと、
本当によかったと思っております。
状況が許せば、また参加したいと思います。
みんなが本気になれば、
一人ひとりの負担は軽くなり、
より大きな力となると、確信しました。

最後になりますが、
亡くなられた被災者の方々の
ご冥福をお祈りするとともに、
現在もそしてこれからも戦い続ける
被災者のみなさまの一日も早い復興を
心よりお祈り申し上げます。


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この記事へのコメント
影浦さま
支援活動大変おつかれさまでした。
現地の様子が良く判るブログですね。
今回の経験は将来、絶対に役に立ってくるのでは
ないでしょうか。
今回、私は現地へはいけませんでしたが、
被災された仲間の葬儀社の支援は行なっています。

本当にこんなことがと思うことに感謝されるのは
自分にとっても成長です。
Posted by フューネ三浦 at 2011年04月16日 08:59
三浦様

ありがとうございます。
三浦さんをはじめ、様々な方々が
それぞれの形で復興支援に取り組んでおられると思います。
本当なら、皆さんも直接現地で何かのお役立ちたいと、
願っていると思います。
弊社従業員も、
「ぜひ、行きたい」
と言ってくれました。
そんな気持ちを多くの人々がもち続けるということが大切であり、無理な支援というのはあまり意味がないと思います。
現地では、これから数十年にわたる過酷な日常が待っています。
われわれも、生きていかなければなりません。
事業の継続なくして、生活の安定なくして、
支援は行えません。
そういう意味で、
みんなで力を合わせることが大切だと思います。
コメント、ありがとうございます。
Posted by 影浦健一 at 2011年04月18日 09:39
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    コメント(2)