2010年04月22日

「孫紹介」という考え方

神谷丈一税理士事務所
神谷丈一先生とお仕事上のお話をする機会を得ました。
実は「神谷先生」というよりは、「神谷さん」と
いうほうが、しっくりくる私。


いつも笑顔の神谷丈一さん

豊田商工会議所青年部
で、ずっとお世話になっていた関係でした。

これまでは、まじめに仕事に対する考え方を
お聞きするという機会もなく、お付き合いをしてまいりました。

今回初めて、「まじめに」お話をお伺いできました。
大変、感銘を受けましたので、
ここに紹介したいと思います。


電気工事業者は豊田市内におよそ200件
あるという話になりました。

「お客さまにとって、NO.1でなければ、
仕事は取れないよ。」


当たり前といえば、当たり前。
でも、「NO.1でなければならない」
という気概を持ち得ていたかというと、
甚だ疑問です。
強く、NO.1であることを目指すそんな気持ちを
持ちなさい。
と、神谷先生がおっしゃいます。

「ただ、いつもそうであることは難しいよね。
だからすべての面で、絶えず10番目位に
入っていなければ、勝負にならないんだよ。」


いろいろな部分で、他者と比較される。
技術・サービス・・・・
いろいろ考えられます。

その時、神谷先生がおっしゃったのは、

「孫紹介」


「顧客が次の顧客を紹介するのは、
あたりまえでしょ。
ご紹介いただいた顧客が次の顧客を紹介してくれた時、
初めて、認められたということなんですよ。
だいたい最初のお客様は義理で
付き合ってくれることもあるでしょ。
その次のお客様には、
基本的に義理はないですからね。
そんなお客様が次にご紹介くださるとしたら
その紹介こそが本物なんです。」


宮田電工では、どうなのだろう???

まだまだ、紹介が紹介を生むという
「孫紹介」すなわち紹介の連鎖が
少ないように感じます。

思いが足りないということなのかもしれません。
もっと、もっと、
ご紹介をいただけるような
「素晴らしい」会社を
目指さなければならないと思います。

人は、「素晴らしい」経験や感動を
他人に語りたくなる動物だということを
聞いたことがあります。

本当に宮田電工のサービスが、
素晴らしいものであるなら、
ご紹介があって当然です。
それが、まだまだ十分だと
感じるまでになされないという
ことに対し、
深く反省しなければならないと思います。

何が足りないのか。
私をはじめ、全社員が本気で考えるべき
重要な問題をいただいた思いです。

「神谷先生」に感謝です。
こんなお話を、青年部時代でも
していただく機会がなぜ持てなかったのか。
商工会議所青年部の中で、
こういう知恵をお持ちの方は
たくさんいらっしゃるはずですので、
そのような学びの機会をより多く設ける
仕掛けもしていかなければ、
ならないと感じました。

神谷先生、ありがとうございました。

追記

こんなこともおっしゃいました。

「地位は人を作るというが、それは違う。
それなりの人だから、地位につくのであって、
その地位にふさわしい実力そのものが
そのあとつくということがあっても、
全く素質のない人間が地位に就くことはできない。
自分で望んだからといって
その地位に就くことが出来るということでもない。
つまり、あなた自身が
地位にふさわしい人であるかどうかが
重要なことだ。
結論としては、
常日頃の行動こそが重要である、
ということなんです。」

神谷さん、
こんなにすごいことをいつも
考えていらっしゃるなんて!!

これからも
もっといろいろなことを
教えてください!!