2010年04月15日

横峯吉文氏講演会に学ぶ2/8

横峯先生が、

「いい親になってはいけない
いい加減な親になりなさい。」

と講演会で冒頭におっしゃいました。
すべての講演を聞いて私なりに
先生の考え方をまとめてみました。

おそらく先生がおっしゃりたかったのは、
「子どものこと(子どもがどうやって成長するか)
をわかっていない親が、
必死になって子どもに干渉するな。」

ということだったのでしょう。
大人の勝手な思い込みで
子どもの成長の邪魔をするな

ということなのでしょう。

幼稚園児が
逆立ち歩行したり
宙返りをしたり、
跳び箱10段以上を飛んだり
本を何千冊も読んだり、
計算をしたり・・・・

自分の子どもに出来るわけがない。

私はそう決めつけています。
頭で考えて子育てをしていた自分が恥ずかしくなりました。
わが子に本当に申し訳ないという気持ちになりました。

子どもの可能性は無限だ!

と言います。
でもどこかで、そんな無限な可能性などない
とあきらめてしまっている自分もいます。
結果として無限ではなかった自分の人生を振り返り、
自分の経験でしか物事を見ることが出来ない
自分のものの見方で子どもに接してしまっている。
もっというと、自分の価値観を
子どもに押しつけてしまっている。
本当の意味での「子どもの無限の可能性」を
全く分かっていなかったのです。

ちっぽけな自分の尺度で、
物事を見ることしか私には出来ていません。
いかに多様な尺度をもつか。
いかに大きな尺度を持つか。

それには、
多様な人と出会い、
多様な考え方を学び、
多様な視点で物事を見る勉強をしなければなりません。

これは子育てだけでなく、
様々な問題にも当てはまると思います。

なかなか難しいことです。
でも、私がそれをしなければ、
子どもだけでなく
私に関わる多くの人々に
迷惑をかけてしまうことになります。
とても恐ろしいことです。

信じて見守ること。
自分の勝手な思い込みでストップかけないこと。
放任するのではなく、
しっかりと見守るということが大事だと先生はおっしゃいます。

子育て(教育)とは、
自らの価値観を語ることでもある
という考え方は、私が教師だったころから
変わらない信念です。
今でもそれは変わりません。

であるからこそ、自らを高め(深め)なければならないのだと思います。

横峯先生は、
子どもが身につけなければならない
もっとも大切な「習慣」
についても語っておられます。

次回に続きます。