2010年04月23日

「自分の負けを認めなさい!」

何気なく見ていたテレビドラマの中で、
注意を無視する生意気で奔放な部下に、
上司が言い放った言葉。

「自分の負けを認めなさい。・・・」

なぜだか、ドキッとしました。
なんとなくすっきりしました。
ストレスから少し解放されたような
気がしました。

私が、宮田電工に入社したのは
33歳の春。
この年齢での転職で、
心に誓ったことの一つ
(そのほかにもいろいろ考えましたが・・・)
は、

「負けてたまるか。」
「とにかく、絶対に負けない」

「何に?」
と問われれば、
「すべてに」
です。

ただ、最近仲間から言われます。

「影浦さんの考えていることは、すぐわかるよ。」

感情が顔にすぐ出るということです。

負けてたまるか
  ↓
負けを認めたくない
  ↓
(否定される)
  ↓
苦しい、腹立たしい、ストレスを感じる
  ↓
顔に出る

自分が否定されることに
敏感になっていく。
褒められればニコニコ顔に、
否定されれば、しかめっ面になってしまう。
感情の変化は、緊張感と重なって
汗となって顔から噴き出します。

ここには、2つの問題点があります。
1つは、感情がコントロールできないということ。
2つは、単純で、高慢であるということ。

これは、なんといっても未熟であることの証です。

人は私に、
「考えていることがわかりやすくていい。」
「人間的で、温かみがある。」
と長所のように言ってくれます。

これは、結局のところ、
「単純で、何を考えているか
わかりやすいから付き合いやすい。」
ということにすぎません。
つまり、「人として底が浅い」
ということなのです。

私の知る限り、人格者というのは、
総じていつも笑顔です。
何を言われても、どんなことがあっても
いつもにっこりほほ笑んでいます。
声を荒げることもしません。
言葉には説得力があります。
そういう方は、少々のことでは
「腹は立たない」とおっしゃいます。
感情的にならず、冷静な判断が絶えずできます。
同時に、考え方が柔軟であるだけでなく、
他者を敬う(認める)気持ちも非常に強くお持ちです。
真摯に他人に接しているということなのでしょう。

彼らにはおそらく、本当の苦しみを乗り越え
てきた歴史があるのでしょう。

私自身が、その境地に達するには
まだまだ苦労や経験が絶対的に足りません。
ただ、意識を変えること、
すなわち
本当の意味での謙虚さ、相手を敬う気持ち
それを持つことこそが、
明日の進歩につながると思うのです。

私の場合、「負けない」という気持ちが、
露骨にむき出しになっています。

むき出しの「負けてたまるか」から
内に秘めた「自分に負けてたまるか」に。

そう思えば、
ストレスもなくなり、
自分と冷静に向き合うことが
できるのかもしれません。

まだまだ道のりは遠いです。

ところで、あのドラマ・・・・
題名なんだっけ?


◆ご家庭への太陽光発電設置をご検討中の方は、 一度ご相談ください。 (0565)31-8811 (ブログを見たよと言ってくださると嬉しいです)
同じカテゴリー(社長 影浦のつぶやき)の記事画像
冬の風物詩~いちょうの葉~
熱中症予防!
女性活躍研修
まもなく水銀灯生産中止!!
社内検査、やって来ました❗
関西電気工事工業会青年部連合会 第7回会員大会
同じカテゴリー(社長 影浦のつぶやき)の記事
 冬の風物詩~いちょうの葉~ (2019-12-13 09:59)
 熱中症予防! (2019-08-05 09:00)
 女性活躍研修 (2019-08-02 17:21)
 まもなく水銀灯生産中止!! (2019-05-30 15:24)
 社内検査、やって来ました❗ (2017-11-01 10:41)
 関西電気工事工業会青年部連合会 第7回会員大会 (2017-10-29 10:51)

この記事へのコメント
影浦取締役へ

久しぶり!読んでて「あー影浦らしい文章書いてるなあ」と思いました。全く環境の違う職場に転職して6年。がんばっていますね。すごいよ。

俺は・・・すっかりオジサン??メタボ道を極めつつあります。

現在の中学校では、吹奏楽部顧問。のだめカンタービレの世界ですね。現在3年生担当で進路指導主事。年相応の役職を与えられて、それをきちんとこなしている毎日です。

うちの子は今年から1年生。お互い子どもの可能性をつぶさないように、広島大教育学部教育学科の「ペスタロッチ」精神を忘れずに、がんばって子育てしましょう。

となると・・・やはり子どもを愛すること。甘やかさずに愛することですかね。難しいね。
Posted by いけもと at 2010年05月06日 21:20
池本!

久しぶりです。
コメントありがとう。

進路指導主事をやる年齢ですか??

同じ年だから、
私が教員を辞めなかったら、
今頃そんな大変な仕事をしていたのかと思うと、
正直ゾッとします。
子どもの人生に大きく関わるなんて、
本当に大変な仕事ですね。

「きちんとこなしている」
なんて、言えることがすごいよ。
池本なら、問題ないと私も思います。

ペスタロッチなんていう言葉も、
久々に聞きました。
先日のブログにも、
横峯先生の講演記録を書かせていただきましたが、
教育とは、本当に難しいことですね。

空手道場では、
自分の考え方が揺らぐこともなく、
竹刀で子どもをビシビシたたいていた私ですが、
道場をでると、なかなか自分の気持ちをしっかりと持ち続けるということは難しいですね。

「教育の目的とは、子どもの自立である。」
横峯先生の明確な答えが、身に沁みます。

多様化している子どもたち(親・社会)に、
学校で何ができるのか。教師が何を語るのか。
教師経験者でなければ、わからない苦悩が
たくさんあるということに、
一般会社に勤め初めて知りました。

私が教員だったころ、
自分の子どもがいたらもっと変わっていただろう。
もっと愛情を持って子どもに接してやれただろう。
分かっているつもりで、
親の気持ちなんて全く分かっていなかったんだな、
親の気持ちなんて想像では絶対にわからないんだな
と最近よく思います。
教員当時思い上がっていた自分が本当に恥ずかしい。

今月21日には、大阪でミニ同窓会があると聞いています。
私はどうしても行くことができませんが、
また、会いに行きますよ。
長崎ちゃんぽんを食べに、家族で!!
愛知にも遊びに来てください。

体に気をつけて元気で頑張って下さい。

コメントありがとう。
Posted by 影浦健一 at 2010年05月08日 08:46
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「自分の負けを認めなさい!」
    コメント(2)