2011年05月07日

「太陽光発電」って・・・?~浜岡原発停止から考える~

管総理が、浜岡原発の全面停止の要請を出しました。

「浜岡原子力発電所の津波に対する防護対策の確実な実施とそれまでの間の運転の停止について」

ここで浅学な私が無責任にその是非について
論じることは差し控えたいと思います。

ここでは、
私たちがどのようにこの停止措置と
向き合うべきなのかについて考え
たいと思います。

「原発停止」と言われると、
まずほとんどの方が、
計画停電
という言葉を連想されるのではないでしょうか。

しかし、断言はできませんが、何とか回避できそうな気配です。
(繰り返しますが、断言はできません)

「浜岡原発停止しても計画停電なし~経産相」

中部電力の原子力発電比率は、
約15㌫だそうです。
今年の計画ではもう少し増えていましたが、
ピーク時(午後2時前後)の電力さえなんとか
まかなうことができれば、
停電という状況は避けられそうです。

ここへ来て、「オール電化」も
多くの電力消費につながる元凶
のような扱いを受けていますが、
実際には、
IHクッキングヒーターは調理の時間帯のみ、
エコキュートは、深夜電力を活用ということで、
それほど大きな原因とはなりえません
このあたりの詳しい考え方については、
またの機会にゆずります。

このピーク時。
晴天であれば、
太陽光発電は最も多くの電気を発電する時間帯ですから、
太陽光発電を設置されているご家庭にとっては、
それほど問題のない時間帯です。

雨天であれば・・・・
発電量が減少しますから、
十分な発電が見込めず、
設置されていない方と
同じような注意が必要です。

昨年の天気はというと
7月晴天…20日
  曇天・・・7日
  雨天・・・4日

8月晴天・・・25日
  曇天・・・5日
  雨天・・・1日
です。

若干の違いはあるとは思いますが、
晴天が期待できます。

以上をまとめると、
浜岡原発停止に伴い、

計画停電は起こらない可能性が高い。
電力消費量ピーク時には太陽光発電が大活躍。
オール電化も直接的なピーク時の
 電力消費量増加にはつながらない。

④天候も晴天が多い可能性が高い。

ということでしょうか。

しかし、電力消費量ピーク時のみならず、
節電が今後も重要な課題であることには
変わりありません。
これは、「エコ」の観点から、
大変大きな課題です。

エコ」とは、
エコロジー(環境にやさしい)

エコノミー(財布にやさしい)
という二つの観点です。

この二つの「エコ」が両立できなければ、
継続は難しいと言えるでしょう。

最初に払わなければならない
導入のためのお金
 =イニシャルコスト

継続的に払い続けなければならない電気代
 =ランニングコスト

これらをしっかりと計算して、
商品の購入を決めていただきたいと思います。
「今お金がないから・・・」
「お金がたまったら・・・」

そういう場合、今から10年後、20年後までに支払わなければならないお金を計算し、
具体的に検討することが重要です。

曖昧なイメージだけで、何となく敬遠するというのは、
実はすごくもったいないことだと思います。

具体的な数字による検討
は、とても大切な「エコ」生活への第一歩です。

難しい計算は必要ありません。
電卓で簡単に出すことができます。
困った時にはお気軽にご相談くだされば、
お力になれることもあるかと思います。

ご遠慮なく、お声掛けください。

ちなみに、太陽光発電という
大きな取り組みが無理だという場合、
電球を一つ交換するという
小さな取り組みの積み重ねこそが
重要だと、
私は考えています。
この小さな一歩は、
実は想像以上に大きな一歩なんです


このあたりのことも、
また項を改めてご紹介させていただきます。