2009年09月24日

「伝える」と「伝わる」

私<お客様の立場)がある買い物をするのに、
詳細の打ち合わせを行いました。
話を進めていくうちに、
納得できないことが
いくつか出てきました。

一つひとつ確認していくと、
「予算に合わせて変更している」
「確認します」
等の返事がすべてにおいて返っていました。

私は「言ったつもり」「伝わっているつもり」
であっても、相手にしてみれば、
こちらがその要望の変更について
「分かっているつもり」であったのかもしれません。

これは、私自身が陥るかもしれない
大変大きな問題をはらんでいると
感じました。

これまで積み上げてきた信頼関係が
一瞬にして崩れてしまうかもしれないからです


一人の人間として
相手からの信頼を失うということは、
商売になるとかならないとか、
そういう問題を越えた次元で
大きなショックとなります。

綿密な打ち合わせと詳細の確認の必要性と
業界や売り手側の当たり前が
お客様の違和感になる可能性。

ある研修会で、
「コミュニケーションとは、
伝えることにではなく、
どう伝わっているのかに重点がある。
伝わらないのは、聞き手の責任ではなく、
話し手(伝える側)に責任がある。
相手の立場に立って話をするというのは
思いやりの心であり、相手が理解できないのは、
相手のことを思いやる心が足りないということである。」

と学びました。

自動車の運転ではありませんが、
「つもり」から「かもしれない」への
心の切り替えをしなければならない、
そんなことを再確認させてくれた出来事でした。